Guild Wars 2 公式サイトの「The Game」-「Races」(種族)より、
「Human」(ヒューマン)の内容を要約してお届けします。
また、以下の ArenaNet 公式ブログ記事からもその訳文と画像を抜粋しました。
- 「Character Art in Guild Wars 2 -- Designing Humans」
- 「The Line of Duty -- The Three Military Orders of Kryta」

余談ですが、Highslide JS ぽい動きになるように、jQuery のプラグインを改造したものを実装しています!
イントロダクション
ヒューマンは窮地に立つ種族です。過去 300年に渡り、彼らは多くの領土を失いました。古くからの仇敵と新しい種族が、至るところで彼らを脅かし続けています。それでも、ヒューマンは滅びません。彼らは彼らの遺産と魂を、今後も何世紀となく守り続けるでしょう。彼らの首都 Divinity's Reach は、クライタ*の民に希望を灯すシンボルとして輝きます。その輝きは、遠くチャール領に住むヒューマンにも届きます。ヒューマンの伝説は、その魂と共に、ティリアのあまねく種族に刻み込まれ、消えることはありません。
これは、彼らの物語です。
地名です。GW1では「クリタ」と訳されていますが、トレイラー ムービーで発音を聞くと、「クライタ」が適切と思われるため、こじょblogではクライタで統一します。
歴史
ティリアのヒューマンは、世界の南からやって来ました。彼らはすぐにケンタウロスとチャールを含む他の種族を駆逐し、オル、クライタ、アスカロンの三つの王国を建国して散らばりました。しかし、王国間の戦争と内戦によって疲弊し、チャールのアスカロン逆襲に対抗することはできませんでした。
アスカロンはチャールの大魔法(Searing と呼ばれています)によって陥落しました。アデルバーン王は、チャールに屈するよりはむしろ、人々を不滅の幽体とする強力な呪い、Foefire (フォーファイア)に訴えました。オルは海底に沈みましたが、エルダードラゴン Zhaitan によってアンデッドの王国として再び地上に現れました。ライオンアーチは津波に襲われた後、多くの種族が行き交う都市として復興しました。クライタは内戦に突入し、勇敢な英雄たちによって支えられています。
それでもヒューマンは、人々と歴史に最高の資質を貫き通しました。挑戦に取り囲まれ、内外から迫る脅威に立ち向かわなければなりませんが、ヒューマンは生き残り、日増しに危険が高まる世界に存続します。
ディヴィニティズ リーチ(Divinity's Reach)
クライタと、Divinity's Reach を紹介する公式ムービーです。
Kryta, the Last Human Homeland
クライタ, ヒューマン最後の故郷
(JavaScript が有効な環境だとここにムービーが表示されます)
内外の脅威
- ケンタウロス
山岳地帯を本拠としてヒューマン包囲網を形成しています。
その侵略は、Divinity's Reach の入り口にまで達することもあります。 - 盗賊団
人外だけが敵ではありません。突如として出現した盗賊たちは組織化され、勢力を増しています。
Seraph による警備は焼け石に水です。 - 女王 Jennah と Caudecus 評議員の対立
陰謀と策略の温床である評議会は、女王の平等主義と、チャールとの休戦協定に苛立っています。
遺産
- 六大神
アバドンの敗北*により、ヒューマンの神は直接的な干渉から手を引きました。
六大神は伝承となりましたが、それぞれに聖地と聖職者が存在します。
*訳注: GW1最後のパッケージ「Campaign3 審判の章」(C3)のストーリーです。 - 発明
ヒューマンは新しいものを恐れません。彼らは適応し、戦う準備を進めます。
アスラゲートのテクノロジー、チャールの近代兵器に興味を持ち、Uzolan のような発明家が革新を起こします。 - ヒロイズム
ヒューマンの最も偉大な遺産はヒロイズムです。
最も若いシルヴァリさえ、ティリアの伝説たる人物を知っています。常に道を切り開くのはヒューマンです。

なぜメスマー? しかもメスマーっぽいコスチューム... ひょっとしてメスマー リターンズ!?
なんていうのは早とちり、かも。GW2では、アーマー タイプは 3つで、おそらくスカラー タイプであろう このコスチュームは、エレメンタリストやネクロマンサーと共用です^^
The Three Military Orders of Kryta
クライタの軍事勢力
Seraph (セラフ)
セラフはクライタ軍の中で最も規模の大きな組織です。警察であり、警備兵でもあります。クライタの主要な町と街道をパトロールしており、その影響力は国内の全域に及びます。しかし、ケンタウロスと盗賊団の攻勢は厳しく、軍備は十分ではありません。
セラフの最高位はキャプテンです。女王はその時々で 5~10人のキャプテンを任命し、各々が女王の命令の下、独立して行動しています。キャプテンたちにはそれぞれ所定の領域が任されています。Divinity's Reach 近郊の警備、および総合的な脅威への対抗のため、女王から信頼の厚い、キャプテン ローガン・サッカレーがセラフの大部分を束ねます。
Ministry Guard (ミニストリー ガード)
次に大きな組織がミニストリー ガードです。
ミニストリー ガードは Divinity's Reach に常駐しており、評議会および評議員やその側近を守ることが仕事です。管轄権はセラフより制限されていますが、国家機密を担保するため、セラフの活動を制止する公的な権限が認められています。
Shining Blade (シャイニング ブレード)
シャイニング ブレードは女王の親衛隊です。
War in Kryta* 時代のシャイニング ブレードに由来しており、現在は王室を警護する役目を担っています。
クライタ軍の中では最も規模が小さく、最も知られていませんが、最上級の訓練を受けた精鋭部隊です。多くは秘密任務に従事しており、クライタ王家の命によって政敵を監視し、密命を国中に届けます。彼らのリーダーは Master Examplar (マスター エグザンプラー)と呼ばれ、女王が任命します。マスター エグザンプラーは、女王の許可を受ければ他の二つの組織の権威を割譲させることもできます。
Jennah の父が死に、Jennah が女王に即位したとき、彼女はマスター エグザンプラーとして Countess Anise を指名しました。Anise はシャイニング ブレードとして、プリンセス時代の Jennah のボディガードをつとめており、二人は親しい旧知の間柄です。
2010年、GW1に無料で追加されたコンテンツです。クライタへの女王帰還を支えるシャイニング ブレードと、既得権益を守ろうとするホワイト マントの内乱が描かれました。セラフの初代キャプテンとなるバルトロスは、当時シャイニング ブレードでした。
勢力の均衡
クライタの 3つの軍事勢力の関係は、必ずしも友好的ではありません。
ミニストリー ガードは自分たちへの干渉に抵抗しており、セラフはそれに相反する より広い権限を求めています。シャイニング ブレードは他の 2つと関わることなく、秘密裏に任務を遂行します。
クライタにおける裁判は、被告が一般市民の場合は評議会、部外者の場合はセラフが聴取を担当しますが、評議会はすべての裁判について聴取と審理を実施することができます。これはつまり、例えばシャイニング ブレードが逮捕し、合法的にセラフに引き渡された貴族の裁判について、評議会が証拠となるすべての情報提示を拒否できることを意味します。このシステムは、評議会が裁判を担当し、セラフは治安維持に注力する、という役割分担として定められたものですが、実際には、2つの勢力が激しく権限を争う火種となっています。
近年、セラフの兵士はケンタウロスや盗賊団との戦闘で消耗し、政治的に評議会と対峙する時間がありません。市民はセラフを支持していますが、その軍備に費やす税の徴収はこれまでより厳しくなっています。セラフが市民のために日々、戦場で血を流す間、ミニストリー ガードは女王の都市を傘に、優雅な宮廷で安穏としているのです。
宮廷より遠く離れた地 Ebonhawke (エボンホーク)では、セラフの部隊の一つが女王の意志を強制し、現地のアスカロン市民を援助しています。「堕ちた天使」(原文: Fallen Angels)と呼ばれる、黒のセラフ ユニフォームに身を包んだ彼らは、セラフが抱えるもう一つの問題であり、クライタ、ひいては種族ヒューマンの安全と、女王 Jennah が望むチャールとの平和的共存にとって要となる Ebonhawke に、暗い影を落としています。
王家の未来
クライタの市民はセラフを支持しています。しかし、近年のケンタウロスや盗賊団との戦いは、市民の忍耐を超えようとしています。多くの評議員が軍備に費やす国費に疑問を感じ、悪に対する勝利として領土が得られないことに憤っています。ミニストリー ガードは、衰弱するセラフを横目に、国中の評議員を懐柔し、ゆっくりと着実に権力を増しています。
この変化は水面下で起こっているわけではありません。セラフの指揮官、あるいは女王 Jennah に対して静かに意見する評議員も現れました。領土を守るセラフは、女王の威光を受けているだけで、すでに市民の代理ではないと言わしめます。評議員の支持者は増える一方です。セラフが彼らの直面する問題を解決し、クライタの平和を確立しない限り、国、そして女王は反乱の危険にさらされます。
武装した評議会が、王家を脅かしています。

ヒューマン プロフェッション ギャラリー
こじょの所見と妄想
我ながら、かなりのボリューム。こじょは頑張りました!><
パーソナル ストーリーの記事を書いたときもそうでした... ストーリーに関わる翻訳は、本当に難しいですね。
最初はもっとサラっと書くつもりだったのですが、ゲームのシナリオ的に、ドラマを成立させる困難と対立、人物の魅力につながる背景を無視することはできませんでした(;´Д`) かなりの意訳ですが、もう自分メモと割り切って書きました。
GW1のストーリーや、GW2のバックグラウンドについて、こじょの読み込みは甘いので、もし補足やご指摘がありましたら、ご遠慮なくコメントお願いします。GW2を待っている、多くはないファンとこじょのために是非!(^ω^)
もちろん、それ以外のコメントもお待ちしております。
ヒューマンのストーリーについて もっと知りたい方は、
Dooom さんや Guild Wars Offline さんの以下の記事がお勧めです。
外部関連リンク
- Mikan on GWS!?「Guild Wars 2の種族について」
- Mikan on GWS!?「from "GHOSTS OF ASCALON" その1」
- Guild Wars Offline「ヒューマン - Human」
- 4Gamer.net「「Guild Wars 2」,“人類の最後の故郷”Krytaの紹介ムービーを4GamerにUp。首都“Divinity's Reach”の街並みは見応え十分」
- ArenaNet 公式ブログ「Against the Wall: Humanity in Guild Wars 2」(英語)

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個人的に気になったのが6大神のところです。(ずっと先の妄想ですがw)
(GW1のローカライズがC2とほぼ同じだったことを考慮して妄想してます^^)
聖職者=ミスティシズム
コーミル=パラゴン
GW1ハロウィンの5vs5の仮装バトルの前後にGW2におけるGvGのパーティサイズが決まったようなそうでなかったような・・・
Dのバランス調整によりアバター効果半永久仕様で・・・アバターオブコーミル!?を妄想したり^^;
スカラー衣装がメスマーリターンズ??
まぁ、共用だとしても、エレにアレを着せて赤紫系に染める予定ですw
そして、FPSライクにメテオシャワーを相手の進路に、ウォータートライデントを投げるんです(ぇwww)
FPSっていうと・・・スナイパー=殺し屋=暗殺者って連想するのですが・・・
GW1は前方でしか戦えなかったけど・・・後方でも支援できるってのは妄想しすぎですかね?w
あと、個人的に、「知っている」から
「最も若きシルヴァリ」<>指輪物語の「光のエルフ」
語り継ぐものってことで共通項があるのかな~とか
聖職者っていえば・・・
チャールのシャーマンってやつもいたなー(コレがRtの生まれ変わり??w)
とかとか、
でもやっぱりあの衣装の彼女はカオスストームとエネルギーバーンを使うはずだ!!とは、個人的に行っておきたいです(ヤッパリかw)
セレアさんもメスマー待望派というわけですねー こじょもGW1で最初につくったキャラはメスマーで思い出深いのですが、GW2の世界には馴染めないような気がしています。メスマーのコスチュームはイイの多かったので、コスチュームで雰囲気だけ楽しませてくれれば(;´Д`)
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