Guild Wars 2 公式サイトの「The Game」-「Races」(種族)より、
「Norn」(ノルン)の内容を要約してお届けします。
また、以下の ArenaNet 公式ブログ記事からもその訳文と画像を抜粋しました。

公式サイトのノルン ページでは、ノルンが半巨人(ヒューマンの1.5倍ほど)であることに触れていません...
書き忘れ?(;´Д`)
こじょはノルン大好きなのですが、半巨人とはいえ、ヒューマンと見た目の区別をつけにくいことが残念です。ベタですが、角を生やしたり、牙を付けたり、ビジュアル面でも差別化して欲しかった><
イントロダクション
ノルンは勇敢な種族であり、変身能力を持つバーバリアンです。
荒々しくて意志が強く、直情的な彼らは、鋭い感覚、機転の早さ、強剛な腕力により繁栄しています。何者にも忠誠を誓うことのない独立した種族です。彼らを導くのは野生の精霊たち(Spirits of the Wild)であり、彼らはそれら獣の力を体現することができます。彼らは笑うのと同じくらい早く怒りを顕わにし、己への挑戦として日々を送っています。彼らにとって狩りは、飲み食いと同様な営みの一つであり、ほとんどのものを恐れません。彼らは頼もしい味方であり、執念深い敵です。
歴史
ノルンは、極北シヴァーピーク(Far Shiverpeaks)の凍てついた山脈、ヒューマンの王国の遙か北方からやって来ました。彼らの歴史を形作るのは、英雄、魂、不可能な功績です。ノルンの戦士は、彼らの子孫の記憶にある限り、あるいは焚き火を囲む吟遊詩人が歌に乗せて語る限り不滅です。それらが数え切れないほど積み重なり、歴史となっています。
エルダー アイス ドラゴン Jormag の出現で変化が起きました。凍眠から覚醒し、世界によみがえったドラゴンに対し、ノルンは古来の方法、一騎打ちでそれに挑みました。何百かのノルンが散りました。彼らは故郷を追われることになりました。
野生の精霊たちは、彼らの逃避行を手助けしました。精霊のいくつかは彼らを守るために死にました。いくつかは Jormag を食い止めるために残り、失われました。他の主要な精霊たち、ウルフ、ベア、レイブン、スノー レオパルドに導かれ、ノルンはかつてドワーフの支配した地域に安寧を求めました。
Hoelbrak (ホエルブレク)
シヴァーピークと、ノルンの首都 Hoelbrak を紹介する公式ムービーです。
The Shiverpeaks, Hunting Grounds of the Norn
シヴァーピーク,ノルンのハンティング グラウンド
(JavaScript が有効な環境だとここにムービーが表示されます)
ノルンは市民ではありません。彼らは荒野を好みます。そこで生き残るため、自身の力と能力を試すのです。それでも、Hoelbrak はノルン文明の中心地です。なぜなら、偉大な英雄 Aesgir が野生の精霊たちと共にノルンを導いたのが この地だからです。取引のため、飲むため、語るためにシヴァーピークの各地からノルンがやって来るようになりました。そのうち少数が、定住するようになりました。
Aesgir の孫である Knut Whitebear が、今の Hoelbrak を取り仕切っています。しかし、彼をノルンの統治者と呼べば嘲笑されます。彼の肩書きはマスター オブ ロッジ(Master of the Lodge)であり、彼の父、彼の祖父がそうしていたように、彼も同じく Hoelbrak を守っているだけです。彼は若者をテストし、その功績を集会(原文: moots)で賞賛します。彼の二人の息子が組織した Wolfborn が、その秩序を守っています。
Hoelbrak には 5つのロッジがあります。一つは、Knut の領域です。残りの 4つは、ウルフ、ベア、レイブン、スノー レオパルドをそれぞれ奉っており、シャーマンが古の物語を語ります。ノルンの叡知は、ここに生き残っています。
英雄 Aesgir
Aesgir は、歴史上 最も偉大な英雄ノルンの一人であり、Jormag の牙を一本、へし折りました。その牙は、きたるべき英雄の力を試すため、Hoelbrak に保管されています。
野生の精霊たち (The Spirits of the Wild)
ノルンは、ヒューマンの言葉でいう神を持っていません。
その代わり、野生の精霊たち: 自然界の生き物の偉大なる魂のトーテム を崇拝します。各々のトーテムは、ノルンを教え導くために象徴するものがあります。
- ベア: 強さ (原文: strength)
- レイブン: 智恵 (原文: wisdom)
- ウルフ: 団結 (原文: unity in numbers)
- スノウ レオパルド: 狡猾さと隠密 (原文: cunning and stealth)
これら以外にも精霊はいますが、いくつかは崇拝に値せず、いくつかは死に、いくつかは単に忘れられているだけです。
ノルンは、敬愛する精霊の姿に変身する能力を持っています。
変身している間、彼らはその精霊に近付き、野生の力を理解します。ノルンは大地におけるバウンティを楽しみますが、何かを奪い取ることはありません。なぜなら、精霊の智恵が彼らの荒ぶる気性を和らげるからです。
シャーマンの責務
特定の神を信仰するヒューマンと違い、ノルンは等しくすべての精霊に導かれます。しかし、シャーマンの道を選んだノルンは、施主たる精霊の神聖な領域にその身を捧げます。彼らは、守護者として、教師として、他のノルンたちを守り、精霊に代わってノルンたちを導きます。
最も権威があり、敬虔であるシャーマンとして、Speakers of Hoelbrak と呼ばれる 4人のシャーマンがいます。彼らは Hoelbrak にある 4つのロッジを管理しています。
- ベア: 賢明なる Alarrin of the Frostborn
- レイブン: 博識な Moda the Black
- ウルフ: 若き Fastulf Jotharsson
- スノウ レオパルド: 美しく神秘的な Valharantha
シャーマンは、シヴァーピークの至るところに散在していますが、Havroun と呼ばれる特殊なシャーマンは例外です。
Havroun は身体的にミスト*と交わり、ミストに存在する Hall of the Spirits (勇士が永遠に生きる場所)に行くことができる特殊な能力を持っています。独りでそこへ赴くとき、彼らはポータルを開いたり、儀式を行う必要はありません。野生の精霊たちには、それぞれ一人だけ Havroun が存在します(彼が年老いたり、衰弱して、ミストへの最後の旅立ちを控えているなら、修行中のもう一人がいるかも知れません)。
ミスト(原文: The Mists)とは、ギルドウォーズにおける死後の世界で、異次元空間(のようなもの)です。
ワールド vs ワールドの PvP はミストで展開されるとアナウンスされています。


レイブンはガッチャマン! ベアは... 着ぐるみぽいw
新たな挑戦と古来の敵
- ドレッジ
遙か昔、ドワーフは深い谷と洞窟だらけの山々を支配していました。彼ら小さな戦士たちは、地底の奥深くに潜り、エルダー ドラゴンの手下と戦うため古代の魔法により姿を変えました*。現在、彼らの荒廃した棲処は、彼らの元奴隷であるドレッジたちに奪われています。ドレッジは地下も、地上も自分たちのものであることを要求し、ノルンと戦っています。
*訳注: GW1最後の拡張パック「拡張版 新たなる予言」(EN: Eye of the North)のストーリーです。 - ジョータン*
山頂付近は、もう一つの凋落した種族、ジョータンの棲処です。この巨人はかつて、賢く剛力でした。そして、彼らの凋落は長く苦渋に満ちていました。現在、彼らは祖先の砦の残骸にしがみついているに過ぎず、生き残りをかけてその支配をノルンと争っています。
*訳注: 綴りは Jotun で、一般的には「ヨトゥン」等と発音するようです。しかしながら、2012年 4月末に実施されたベータ テストで、ゲーム内の英語音声にて「ジョータン」と発音されていることを確認しました。 - エルダー ドラゴン Jormag (ジョルマグ)
ノルンにとって最も大きな危険は、彼らを北から追いやったドラゴンです。Jormag の戦士と手下たちが跋扈し、雪と生ける者を凍える息で腐敗させます。さらに悪いことに、ノルンの中には Jormag の力を認める者がいます。もう一つの精霊として崇め、その能力を学ぼうとします。彼らは過ちに気付くのが遅すぎました。ドラゴンは、腐敗と死だけを教えます。
Jormag たん? と思いきや 違います...
これは Icebrood (アイスブルード)という Jormag のミニオンです。Jormag は、GW:EN で追加された極北シヴァーピークのドラッカー湖の水中で凍りづけになっているのが、うっすらと確認できます。
ちなみに、「ジョルマグ」という発音は、このあとご紹介するムービーで確認できます。 - サンズ オブ スヴァニール (Sons of Svanir)
Jormag が復活したときから、ドラゴンを野生の精霊として崇めるべきと主張するノルンが現れます。彼らは決まって若く、自分の力を証明したい男たちで、Jormag の強さと凶悪さ、冷酷さを賞賛します。ドラゴンの通った道をたどることにより、ノルンはドラゴンと同じくらい無敵になれると信じています。
ジョーラとその兄スヴァニールの物語*を聞いた彼らは、スヴァニールこそ新しい精霊に適応した最初のノルンであると見なしました。ドラゴンの天恵を受け入れなかったジョーラは愚か者であるとして、女性すべてを蔑むカルトです。彼らは、自らをサンズ オブ スヴァニール(スヴァニールの息子たち)と称しました。(興味深いことに、Jormag はサンズ オブ スヴァニールと同様の偏見を示しません。すべての種族とすべての性を腐敗させることが知られています)
*訳注: ジョーラと兄スヴァニール
GW:EN に登場したノルンの兄妹です。ジョーラはプレイヤーのヒーローとしてパーティに加わる、ストーリーの中心的な人物の一人です。こじょのお気に入りキャラです(*´Д`*)
ノルンの可能性
Jormag はノルンを彼らの最初の故郷から追い落としました。しかし、ノルンは迫害を受け、援助を求める難民ではありません。むしろ、彼らはエルダー ドラゴンを一つの挑戦として乗り越えるべきと考えています。今日ではありませんが、いずれまもなく。その日が来るまで、Jormag の牙を粉砕し、極北に戻る道を指し示す英雄が現れるまで、まるでその時が彼らの最期であるかのように、ノルンは日々を生きます。この世界は、彼らの挑戦と戦い、そして偉大な物語の可能性にあふれています。
ノルン プロフェッション ギャラリー
ノルン オープニング ムービー
(JavaScript が有効な環境だとここにムービーが表示されます)
外部関連リンク
- Mikan on GWS!?「from "GHOSTS OF ASCALON" その4 Norn編」
- Guild Wars Offline「ノルン - Norn」
- Guild Wars Offline「コーダン - Kodan」
- 4Gamer.net「「Guild Wars 2」,苛酷な環境の下たくましく生きるNorn種族の狩場「The Shiverpeaks」の紹介ムービーを4GamerにUp」
- ArenaNet 公式ブログ「Legend and Legacy -- The Norn in Guild Wars 2」(英語)
- Guild Wars 2 公式 Wiki「Norn」(英語)

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ノルンを使う上で大切なのは、ユーティリティスキルというところですかね?
世界観が決まっているのは、ヒューマンとノルン
まだ確定してないのが、チャール、アスラ、シルヴァリ
其々にパーソナルシナリオがある。。。
プレイアブル版は、ヒューマンを機軸に進めているので。。。
全てのプロフェッションが、公開されても、なかなか、バックグラウンドとパーソナルストーリーの関係で進むとすれば、マップの作成も急ピッチで進んでいるということですね!
プロフェッションといえば、ヘリコプターとか潜水艦とか、戦車(タンク)とかは・・・新たなるプレイアブル版に出てこないことを祈ります(;´▽`A``
あんまり「ノルン好き」という人が見当たらないので、単純に嬉しいです。この記事内で好き好きポイントを挙げると、ムービーの「one day」というセリフでしょうか。耳について離れませんw
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