種族: チャール [Guild Wars 2] new

Guild Wars 2 公式サイトの「The Game」-「Races」(種族)より、
Charr」(チャール)の内容を要約してお届けします。

しっぽがキュート過ぎるのに獰猛で狡猾という、
デレツンなのかツンデレなのか、とにかく色々と魅力的な種族、チャールについてまとめました!

また、以下の ArenaNet 公式ブログ記事からもその訳文と画像を抜粋しています。

ScreenShot

ScreenShot
チャールさん かっけー(*´Д`*)
おそらく、ストーリーの中心となるNPCの一人、リトロックたんです。
この記事は Guild Wars 2 公式サイトのページを読んだこじょが解釈した内容であり、ArenaNet の意図とは異なる場合があります。また、固有名詞の日本語表記についても、すでにローカライズされているものはそれを参考にしていますが、こじょ独自の解釈に基づいています。予めご了承をお願いします。

イントロダクション

ネコに似た獣人族チャールは、自らの戦果により自らに挑戦を課した勝利者たる種族です。
彼らは、敗北と抑圧、内戦を乗り越え、故郷を奪い返し、再建しました。彼らの巨大な要塞、Black Citadel (ブラック シテダル)は、かつてヒューマンの都市であったリーン(Rin)の廃墟の上にそびえており、魔法に頼らないその武装は世界で最も強力です。しかし、その栄華も、内紛とエルダー ドラゴンの脅威、そして勝利の代償であるゴーストたちによって脅かされています。

そしてこれは、その物語です。


歴史

チャールは、ヒューマンがやって来るまでの長い間、シヴァーピークの東に開けた土地を故郷としていました。アスカロンを追われた彼らは、それから何世紀にも渡りヒューマンとの戦いに明け暮れましたが、ヒューマンの神々とテクノロジーに勝利を阻まれていました。しかし彼らは盛り返し、ヒューマンの王国を侵略します。遠方のクライタはその侵略に抵抗しましたが、オルとアスカロンは、敗北よりも自滅を選択しました。

チャールは多大な代償を払うことになります。

古くから組織されていた主要な勢力(原文: High Legions; 以下、Legion を「軍団」と訳しています)、灰の軍団血の軍団鉄の軍団は、炎の軍団に支配されました。炎の軍団は禁断の魔法を研究し、暗黒の偽神を崇拝しており、また、チャールの女性を蔑視しました(かつては男性と同格でした)。長引く戦争において、勝利は炎の軍団の聖なる戦いの戦果とされ、敗北は、炎の軍団のシャーマンに尊い犠牲として いいように使われました。

ついにチャールはアスカロンを手に入れますが、怒り狂ったヒューマンの王は、暗黒の魔法 Foefire (フォーファイア)を発動します。その暗黒魔法はその国に住まうヒューマンたちの魂を肉体から剥ぎ取り、ゴーストとして永遠に土地を守る呪いとなりました。炎の軍団は勝利しましたが、チャールに消えることのない禍根を残すことになりました。

チャールの女性たちは炎の軍団に反抗し、他の軍団から反逆の士を募りました。反乱軍のリーダー Kalla Scorchrazor は、鉄の軍団の支援を取りつけ、血の軍団、灰の軍団を巻き込んで反乱を起こしまた。炎の軍団のシャーマンは打ち倒され、チャールは種族の命運を取り戻しました。鉄の軍団はこれを機に、アスカロンを掌握することになりました。

それ以来、チャールは複数の戦線に直面しています。永遠に死ぬことのない敵はアスカロンを奪い返さんとしています。炎の軍団は膝を屈しましたが滅んではおらず、復権を目論んでいます。アスカロン人の一部は Ebonhawke (エボンホーク)要塞で戦い続けています。そして近年、チャールの領地であるアスカロンは、エルダー ドラゴン Kralkatorrik によって Dragonbrand と呼ばれる大きな傷を負いました。それでも尚、チャールは東シヴァーピークの有力な種族であり、アスカロンの支配者のままです。

チャールの歴史については、
Mikan on GWS!? の Dooom さんが詳しく解説してくださっています。

ブラック シテダル (Black Citadel)

チャールの首都 Black Citadel と、その周辺を紹介する公式ムービーです。

The Domain of the Charr
チャールの領域

Guild Wars 2 - The Domain of the Charr
(JavaScript が有効な環境だとここにムービーが表示されます)

炎の軍団の打倒と同時に、鉄の軍団はアスカロンにおける実権を握りました。彼らはヒューマンの旧都リーンに、要塞都市 Black Citadel (訳注: Citadel は「砦」という意味もあります)を築き上げました。砦の基礎部分には、リーンの残骸を見ることもできます。都市を掌握しているのは鉄の軍団ですが、血の軍団、灰の軍団も駐留しています。

鉄の軍団はチャール軍の中で最も先進的な技術を有しています。都市は広大な工場であり、工業の中心です。
Black Citadel には、Imperator's Core (インペラトルズ コア)と呼ばれる球体構造の巨大な施設があり、3つの軍団の司令部やトリビューン*のオフィスが収容されています。そこでは、軍事委員会による戦略会議が執り行われます。鉄の軍団のインペラトル*、Smodur the Unflinching が、そこから全てを監督し、老練な目でアスカロンのチャールを統制しています。

*訳注: インペラトル(Imperator), トリビューン (Tribune)
直訳だとインペラトルは「将軍」、トリビューンは「司令官」でしょうか。GW2のチャール界において、最高位は「カーン・ウル」(Khan-Ur)、次にインペラトル、トリビューン、センチュリオン(Centurion: 百人隊長)と続きます。詳しくは のちほど!

The Citadel's Master
砦の支配者

鉄の軍団 (Iron Legion)のインペラトルは、Smodur the Unflinching として知られる、歴戦の軍人です。無数の傷跡が残る肉体はたくましく、重ねた齢を感じさせません。彼は片目を失っていますが、残った目の眼光は、鋭く部下を射抜きます。青に染められたプレートメイルは戦いのたびに幾度となく修理を繰り返しています。

Smodur は、優秀なエンジニアであり、才気あふれるアーキテクト、およびデザイナーです。長年に渡って、彼は鉄の軍団の進歩をリードしてきました。彼は、彼の軍団がチャールの中で最も先進的であると自負しています。Smodur のその前衛的な志向のため、チャールの利益となるならば、他の種族さえも Black Citadel に受け入れました。長年、鉄の軍団を悩ましていた Ebonhawke を守るヒューマンたちとの和平条約も有効性を保っています。その交換条件として、Forefire に紛れて失われた古代の武器、Claw of the Khan-Ur (クロウ オブ カーン・ウル)の返還をヒューマンに求めています。

クロウ オブ カーン・ウルは、チャールの最高位 カーン・ウル の象徴です。ある者は、Smodur がその権威を得て、すべてのチャールを統べるためにそれを使うと言い、また ある者は、決して過去を振り返らず前進あるのみ、というチャールの決意を示すため、型破りなインペラトルがそれを破壊する、と噂しています。

血の軍団 と 灰の軍団

  • 血の軍団 (Blood Legion)

    Black Citadel の東、Blazeridge 山脈周辺は、
    インペラトル Bangar Ruinbringer が支配する血の軍団のテリトリーです。

    Bangar は他者を信頼せず、激しやすい性格であり、その行動は予測不能です。しかし、彼のヒューマンに対する憎悪は他のインペラトルに対する疑念を克服させ、Black Citadel の司令部に多くの兵士を派遣しています。

  • 灰の軍団 (Ash Legion)

    若き女性チャール、Malice Swordshadow は灰の軍団のインペラトルです。彼女もまた、アスカロンに兵を派遣していますが、Smodur はそれがスパイも兼ねていることを よく心得ています。


軍団の指揮系統

チャールの真の首領は Khan-Ur (カーン・ウル)であり、プライマス インペラトル(訳注: インペラトルの首長、の意でしょうか)と呼ばれます。その階級は 4つの軍団のインペラトルの上に君臨し、チャールのすべての軍を統制します。ヒューマンがティリアにやって来て、アスカロンからチャールを追い落としたとき、最後の Khan-Ur は暗殺されました。それ以来、Khan-Ur の称号を手に入れようとしたチャールもいましたが、軍団が統一されることはありませんでした。4つの軍団は、それぞれ異なるインペラトルによって指揮されています。

インペラトルの下に、トリビューンと呼ばれる指揮官がいます。1つの軍団に 10人以上のトリビューンがいることはなく、彼らのオフィスからすべての領地は監督されます。トリビューンの下にはセンチュリオンがランクされ、それぞれ いくつかのウォーバンド(中隊)を率いて、トリビューンの権限の範囲内で活動します。複数のセンチュリオンが統制するエリアでは、プライマス センチュリオンが存在します。プライマス センチュリオンは、3~5 のウォーバンドを動かすことができます。その兵力はトリビューンのそれに匹敵することはありませんが、かなりの大きさです。

ConceptArt

ウォーバンドを率いるのはレジオネラ(原文: legionnaire)です。レジオネラこそ軍団の中心であり、通常、5~15 のチャール兵士を率いて任務に当たり、彼らを勝利に導きます。

軍団の中には、指揮系統に直属しない階級もあります。クエストル(Quaestor: 審問官)は、補給将校に与えられる階級で、戦場での活躍は期待できないまでも、経験豊富で指導力の豊かなベテラン兵士が任命されます。スクラッパーは、ウォーバンド内の懲罰を担う階級です。

プライマス」は fahrar (訳注: チャールの養成スクールです)の教官に与えられる称号です。チャールは生まれて間もなく軍団の fahrar に預けられ、同年代のチャールたちとウォーバンドとして進級します。プライマスは教育と指導を担い、軍団のウォーバンドとして生きる若い兵士を育てます。

軍団の最底辺はグラディウム(Gladium: ラテン語で「剣」の意味らしいです)という階級です。グラディウムはウォーバンドに所属していないチャールのことで、以前の称号や階級に関係なく、敬意を払われず、責任もありません。速やかにウォーバンドに復帰することは、すべてのグラディウムの義務であり、それが為されるまで、軍団における経歴の汚点とみなされ、軽蔑されます。

グラディウムと、ウォーバンドに所属しつつ単独行動を取るチャールとは明らかな違いがあります。前者は、それが最も低い階級であること以外に、軍団との繋がりを持ちません。後者は、単にユニットから離れて作戦を遂行しているか、単独任務をこなしているだけです。それが必要ならば、長い間ウォーバンドから離れることも許容されます。任務が完了したとき、グラディウムには無い、戻る場所が彼らにはあります。


ターゲットに事欠かない環境

  • ゴースト
    チャールはアスカロンを支配していますが、その支配力は彼らが欲するほど強くはなく、確かでもありません。
    ヒューマン最後のアスカロン王によってもたらされた Foefire によって、その地のヒューマンたちはゴーストと化し、侵略者であるチャールから領地を奪い返そうとしています。
  • 炎の軍団
    炎の軍団は生き残っています。北方に逃れた彼らはそこを拠点とし、他の軍団への攻撃を続けて支配力を弱め、再び権力を回復させようとしています。
  • エルダー ドラゴン Kralkatorrik の爪痕
    深淵の墓から解き放たれたドラゴンは、南へ羽ばたきました。その些細な飛行は地表を削り取り、大地の姿を大きく変化させました。その爪痕は東アスカロンを二分して、チャールとドラゴンの手下との主戦場となりました。Kralkatorrik の飛行はもう一つの変化をもたらしました。東の Blazeridge 山脈からオーガを引き寄せ、彼らの新しい土地を巡る戦いの火蓋を切ったのです。
  • Ebonhawke (エボンホーク)
    アスカロン人もまた、生き残っています。Ebonhawke は、クライタ人の支援とアスラ ゲートにより、長きに渡り陥落を免れています。現在、エルダー ドラゴンの脅威に直面し、3つの軍団はヒューマンとの対立よりも協調を選択しました。協調とは一時的な休戦であり、ヒューマンは Black Citadel にも受け入れられています。しかし、チャールとヒューマンの戦争の歴史は、何世代を重ねたとしても忘れられることはないでしょう。

ScreenShot

ScreenShot
GW2の世界地図を一部、上に出てきた地名を中心に日本語にしてみました。
これは「Ghosts of Ascalon」当時ですが、公式 Wiki の「Tyria」ページに各種マップがあります。

チャールの凱旋

数々の試練を乗り越え、チャールはアスカロンで繁栄しています。かつて Searing* により破壊された王国の丘陵は、現在 草と幼木に覆われ、そこに生息する動物の群れが彼ら軍勢の食糧となっています。広大な土地に、軍団の野営地が点在しています。

*訳注: Searing
GW1では「炎の戦争」と訳されています。いわゆる「崩壊前」は、英語では「pre-Searing」です。

長い紛争の歴史は、チャールをティリアで最も軍事的、技術的に進歩させました。彼らのライフルとピストルは精巧に作られており、それらの加工技術は古代の伝説的な種族 ドワーフよりも優れています。彼らより良い武器を作る職人はいるかも知れませんが、大量生産された軍備は、他のどんな勢力もチャールと比べるべくもありません。また、彼らの技術力は兵器だけに発揮されているわけではなく、ティリアで最も精密なゼンマイ仕掛けのデバイスも製造しています。

チャールは、目的の為に団結するウォーバンドの堅い基礎と、冷徹なリーダーシップで目前の敵に立ち向かいます。彼らは内部の軋轢と外部の脅威に打ち勝ち、先祖の土地を奪い返した実績を持ちます。ティリアで最も強く、精悍な種族の一つです。


チャール プロフェッション ギャラリー


外部関連リンク

ScreenShot

199X年? 世紀末救世主伝説でもおかしくない^^
この記事をツイツイする tweetSearch

Commentあなたのコメントをぜひ書き残してください!

ななしさん
ほんとチャールさんかっこいいですよね
はやく自分のチャールPC作って
思う存分動かしたいです
2011/05/07 Sat 13:07
通りすがり
なんとも興味深い種族ですね
GWはプレイしたこと無いですが
イラストなのでオークの様なパワーキャラ
と思ってたが発明家でもあったとは・・・!
2011/05/08 Sun 18:52 [編集]
こじょ
チャール♂は、かなりのPC人口を生むでしょうねー 動かすならカワエー女性キャラでしょ派のこじょも、チャールは絶対に♂でつくります!

>通りすがりさん
GW1では、美しい pre-Searing の世界を用意するという演出によって(ストーリーが進行すると、美しかった世界が破壊され、pre-Searing には二度と戻れなくなります)、チャールがヒューマンの宿敵であることをプレイヤーに強く印象付けます。宿敵らしい、すごく魅力的な種族に設定されています^^
2011/05/08 Sun 20:46 [編集]
空縫
6周年イベントもあった割りに情報小出しですよね。
発売日の発表ぐらいあるのかと期待したんですが。
しかしチャールの女性ってドワーフ以上に想像できんw
でも子猫みたいな子供チャールが見てみたいww
2011/05/09 Mon 00:55
こじょ
ぉお 空縫さん おコメありです^^
チャールの女性はですね、なんと!
http://wiki.guildwars2.com/wiki/File:CharrF_render.jpg

...個人の感想は差し控えます、はい。
子供チャールもありますよー
http://wiki.guildwars2.com/wiki/File:Charr_17_concept_art.jpg

ギルドウォーズは、コンセプトアートよりゲーム内の方が可愛かったりするので、実際に見るのも楽しみですね^^
2011/05/10 Tue 00:18 [編集]
新しいコメント

※設定しておくとあとからコメントを編集できます
管理者にだけ表示を許可する
※公開されません

Trackback あなたのウェブページをリンク!

Trackback URL

© こじょらぼ all rights reserved.

旧 すぐへこたれるこじょblog

Guild Wars 2 © 2010-2014 ArenaNet, LLC. and NC Interactive, LLC. All rights reserved. Guild Wars, Guild Wars 2, ArenaNet, NCSOFT, the Interlocking NC Logo, and all associated logos and designs are trademarks or registered trademarks of NCSOFT Corporation. All other trademarks are the property of their respective owners.

Back to Top