水中を探索できるようになる ことは、
ギルドウォーズ2の発表当初からアナウンスされていました。
探索可能なエリアが広がるのは、冒険好きの RPG プレイヤーには歓迎されるでしょうし、こじょも期待感が高まるのですが、戦闘に考えが及ぶと、途端に不安を感じてしまいます。地上戦が面白ければ面白いほど、一般に制限が多くなる水中戦は、「必要なの? 誰得なの?」という疑問でイッパイになるのです。
ArenaNet は、ゲーマーの集まった開発スタジオである、と公言しています。
果たして、彼らの創る水中コンテンツはどのようなものなのでしょう。
以下の公式ブログ記事で、その概要が発表されました。翻訳してみましたので、まずはご一読を!
探索とドラウン状態
ここ ArenaNet では、呼吸が楽しいものとは考えられていません。リアル世界で絶えず呼吸しなければならないのに、なぜゲームでも呼吸することに取り組まなければならないのでしょう?
ギルドウォーズ2には、大量の水中コンテンツがあります。私たちは、プレイヤーに溺れることを心配せず、それらのすべてを探索して欲しいです。プレイヤーが水中に飛び込むと、すぐに呼吸装置が装備されます。私たちはデフォルトの呼吸装置を提供しますが、他にも水中の探索を手助けするクールなアイテムを用意しています。
水中では呼吸について心配する必要はありませんが、体力がゼロになると、プレイヤーはドラウン状態(drowning state: 溺れかけ)となります。わずかに移動できることを除いて、これは地上におけるダウン状態と同様のものです。ドラウン状態から復帰するには、以下の 3つの方法があります。
- 敵を倒す
- 味方にリバイブしてもらう
- 水面まで浮上する
水面に到達すると体力が回復し始めて、全回復すると復帰します。
Dive! Dive! Dive!
私たちはシームレスに泳ぎへ移行できるよう、その制御に多くの労力を注ぎました。向こう岸に渡りたいだけならば、水中に潜ることなく、水面を泳いで行くことができます。しかし気をつけてください! 水面を泳いでいる間、プレイヤーは戦うことができませんが、水面下に潜む あらゆる敵の攻撃対象となります。
あなたが やる気満々ならば、カメラを下に傾けて、前進を続けてください。プレイヤーは波の狭間から水中に潜ることができます。この時、何の不思議もなく、自動的に水中武器、水中スキル、呼吸装置に切り替わります。
より刺激を求める冒険家のために、水中戦闘へストレートに移行する方法があります。
あなたは敵の暴徒たちに崖へと追い詰められていると想像してください。彼らはどんどん近付いています。矢があなたの頬をかすめ、スペル攻撃があなたの背後に炸裂し服を焦がします。ライフルやピストルの弾丸が足下から跳ね返ります。逃げ場はありません... あなたは空中に身を躍らせ、断崖の遙か下方へ向かいます。あなたの身体が水面を打った瞬間、水中モードに切り替わり、水中武器に身構えたあなたは追っ手が叫び罵るのを後目に泳ぎ始めます!ティリアの世界は美しく、そして危険な場所です。私たちは、水中エリアを地上エリアの二次的なものであると感じて欲しくありません。あなたは、満足のいくまでギルドウォーズ2の最深コンテンツを体験するでしょう。多種多様なダイナミック イベントに加えて、ほとんどのダンジョンは水中コンテンツを持っています。そして あなたのパーソナル ストーリーは、時折あなたを海の底へと誘うでしょう。
ギルドウォーズ2の水中で、あなたはスペクタルな光景、多様な挑戦と強力な敵を発見します。Ree Soesbee の最近のブログ記事にあるような、悪しきクライトたち*に出くわすこともあるでしょう。映画ジョーズの人喰いザメは、彼のスケジュールが合わなかったために登場しませんが、私たちの水中世界には想像を絶するクリーチャーが存在します。Thundershrimp (サンダーシュリンプ)から Icewater Barracudas (アイスウォーター バラクーダ)まで、あらゆる敵があなたを待ち受けています。
武器とスキル
私たちは最初から、水中戦闘を実現したいならば、
地上の戦闘と完全に分離しなければならないと知っていました。地上では、敵があなたの頭上にいたり、足下にいたとしても、同じ平面で戦います。水中戦闘では、z軸が加わることにより、あらゆる角度から攻撃を受けるため、プレイヤーにとって新たなる挑戦となります。しかし同時に、多くの戦術的な可能性も開けます。AoE スキルは、三次元の効果範囲を持ちます。プレイヤーのスキルによって、敵を強制的に水面へ押し上げたり、海の底に沈めることができます。私たちは、水中スキルに真の三次元アドバンテージを与えたいのです!
水中戦闘をプレイヤーのための全く新しい体験にしたいと考え、私たちは水中専用の新しい武器を数多く作製しました。これらの水中武器は、スキルに新しい領域を開放し、地上とは全く異なる戦闘を実現します。
水中武器と、それを使用可能なプロフェッションを紹介します。
- スピア: 接近戦用の近接攻撃武器
- ウォーリア
- ネクロマンサー
- レンジャー
- シーフ
- ガーディアン
- トライデント: 遠距離戦用の魔法武器
- ネクロマンサー
- ガーディアン
- エレメンタリスト
- ハープーン ガン: 遠距離戦用の機械武器
- エンジニア
- ウォーリア
- レンジャー
- シーフ
- スピア: 接近戦用の近接攻撃武器
もちろん、ギルドウォーズ2のスキルバーには、ウェポン スキル以外にも 5つのスキルがあります。それらは水中に潜ると自動的に水中スキルに切り替わります。地上向けのユーティリティ、ヒール、エリートの各スキルは、水中では機能しません。私たちは、それらと同等の、本当にクールな水中スキルを用意しました。
水中パートは、ギルドウォーズ2というゲームにとって不可欠な存在です。私たちは中途半端なことはしません。プレイヤーは濡れることなくゲームのすべてをプレイすることはできません。呼吸装置とトライデントを掴んで浜辺に繰り出してください! 水中では、ずぶ濡れて沈み込むほど素晴らしくなります。
こじょの所見と妄想
まさかのスピア復活!
しかもGW1のような投げ槍ではなさそうです。それって地上でも使えるんじゃ... という突っ込みは野暮というもの。
しかしながら、地上では 16種類もある武器が、水中では 3種類になってしまいます。単純に考えると同等とは言えませんが、着目すべきは水中専用である、ということでしょう。16種類中の 3種類しか使えないのではなく、地上の 16種類に加えて、新たに 3種類の武器が使用可能なのです。これはスキルにおいても同様で、水中スキルが別に用意されるため、水中世界はもう一つのギルドウォーズ2と言っても過言ではないように思います^^
もちろん、不安がないとは言えません。
フィールドが三次元になることにより、操作系は複雑になると予想できますし、もし移動などのアクションが水中独特の もっさり感を伴うのであればストレスを感じることでしょう。そのあたりをどう調整しているか、こればかりはプレイしてみないとわかりません。
でも不安よりも期待の方が、こじょは大きいです。
幻想的な水中都市の存在も想像できますし、文字通りのスキューバ ダイビングのごとき三次元フィールドの探索には、心躍るものがあります。新しいプレイアブル版、そして今年中の実施がアナウンスされているクローズド ベータテストに注目です!
水中戦闘のデモプレイ動画
注目です、なんて書いた矢先、デモプレイ動画が公開されていました><
おそらく この夏の新しいプレイアブル版を使って撮影されたものですね。
(JavaScript が有効な環境だとここにムービーが表示されます)
これはだいぶ好感触♪ あとは操作感がどうなのか! 気になります。
こじょのさらなる所見と妄想
せっかく新しいプレイ動画なので、気付いたことをつらつらと。
まずは冒頭の乳揺れ。正直、二度見しちゃいました^^ ナチュラルに揺れておりますね。
本当にありがとうございます。
その後 軽く地上戦ですが、とりあえず眺めるだけ。そのスキルいいね。
そして目を引くのが水面の美しさ。GW1の景観も素晴らしいものでしたが、磨きがかかっています。
水に入って泳ぎ始めると、スキルバーが水をかぶって使用不能になります。細かい演出。そして いよいよ水中へ。潜るとスピアに持ち替えて、すべてのスキルが切り替わっていることを確認できます。
そのままクリーチャーと水中戦。
ちょっと気になるのは、敵を正面に置くと距離感が分かりにくいこと。
地上だと地面と影があるので大丈夫なのですが。
あと、これはおそらく意図的と思いますが、左右にしか移動していません。
敵の腹底側に潜り込んだり、頭上に回ったりの上下移動がないです。まあ、本当に三次元移動されると、見てる方が混乱するので、デモとしては正解かも。
2:50付近。スピアからトライデントに武器チェンジ。
おそらく、エレメンタリストとエンジニア以外は 2種類でスイッチ可能なのでしょうね。これは嬉しい。
4:20付近。ヒーロー パネル(ステータス ウィンドウ)を表示しつつ、いったん地上へ。戦っていた相手は たぶんボス? ダメージをほとんど与えられていませんでしたw
水中から出ると、画面に水滴がつきます。これも細かい演出ですね。
6:48付近。デスシュラウド発動。
デスシュラウドは仕様変更があったらしく、終了時に発動した場所に戻る、という効果が削除されました。
7:27~ 水中や地上を行き来しながら探索。
最初の数時間は、走り回るだけで満足しそうw
11:00付近。倒した敵から宝箱が出現。
倒した敵から素材を入手しているのも確認できます。
12:30付近。敵をやり過ごしつつ水中を移動。
まずまずのスピードなので、移動に関してストレスを感じることはなさそうです^^
バックステップも見えますが、エネルギーをかなり消費しています。
13:00付近。友好的な水中クリーチャー クアッガンの生息水域。
15:00~ デカい魚と戦闘。
それにしても、攻撃スキルによるエネルギー消費が無いに等しいですねー デモだからかな?
18:50~ 海賊のテリトリーへ。フルボッコにされてデモ終了w
戦闘全般について。
攻撃(特に近接系)のヒット条件は、キャラクターの当たり判定ではないようです。敵が攻撃の予備モーションに入ってから移動して、見た目には敵の攻撃を完全にかわしていても、ヒットしてダメージ出てます。おそらく、確実に回避するためには、サイドステップなりバックステップなりの明示的なアクション(つまりエネルギー消費)が必要なのでしょう。
「それは不自然」と言っているわけではなく、ゲームとして成立させるために、ちゃんと考えられてるなあ と。そういった調整は、PvP を意識して作られているからでしょう。でも、格闘ゲームや FPS ほどガチガチではなく、アクション RPG としての戦闘。GW1でのバランス感覚は、しっかり受け継がれているようで安心しました。
GW1の PvE におけるパーティプレイは、正直、それぞれの役割をこなすだけで味気ない面もありましたが(ぶっちゃけヒーローで問題なかったりw)、GW2では、有機的な役割交代や、臨機応変なアクションが必要になりそうで、すごく楽しみです^^

Guild Wars 2 情報同カテゴリの前後記事
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いつも拝見させていただいております
いきなりこの話題があってビックリしました
和訳もはえーーーーー(゜ロ゜)
ということでデベロッパー向けらしき水中動画置いていきます
http://www.youtube.com/watch?v=N1igOH7WCqE
ついに、水中戦闘の確定情報が出ましたヽ(´▽`)ノ
これで、確実にリリースの時期が近づいているんだな~と実感できました^^
思えば、どのMMORPG(ゲーム全般)にも水中という概念の蓄積がない中での開発への挑戦なのでArena Net敬意を表したいと思います。(CAPCONがモンハン3でやったけど次回作への導入を投げ飛ばしたのはナイショ)
多分、ゲームの根幹にかかわるシナリオで使用される必要悪なものになるとwktkしてます^^
問題は、水中と陸上を行ったりきたりするような場合のPvPにEleとEngがどうなるんだろぅとおもいました。
まったく別物にするなら、水中武器専用の武器スロットを用意するのかな~とかとか。
あと、個人的に、槍というか、偃月刀というか、薙刀というのが地上では使われないというのは残念ですね。
フルプレートを実際の主戦場に持ち込んだ西洋の文化の違いですね(多分)(打撃系の武器、突き系の武器が対フルプレートに用いられたとかとか)
武器の種類≒プロフェッションごとのスキルの種類という観点から、レイピアとかジャベリン (Javelin:投げ槍)とかフレイルとか、ついでにグレイブとかとか、後々実装されないかな~と妄想したりしてます(完全なる妄想ですね)(;´▽`A``(ついでに、大鎌もw)(脱線ごめんなさい(^^;)
動画リンクありがとうございました。早速、記事に追記しました!
こじょの心配はだいぶ薄らぎました。それにしてもグラフィックが綺麗だなーと感心。
セレアさん、毎度どうもです。
動画を見ると、装備は予め地上用と水中用を別々にセットしておくみたいです。
武器の追加はきっとあると思います。妄想には打ってつけw
個人的にはヌンチャクとかトンファーとか そんな感じのを!
面白そうですねぇ、めっちゃ楽しみです。
大きなトカゲ?が地上にあがって炎を吐いてましたけど、
あれを盾で防いでみたい。。。。おぉ、わくわくしてきたーw
すいません、興奮してしまいました。
水中専用の武器があるのが良いですねぇ。
でっかいイカとかタコと戦う日が来るのでしょう^^
水陸でモンスター スキルが違ったり、手抜き無し、という感じがしました。
巨大なイカやタコもいるでしょうね! セイレーン的な綺麗どころも希望しておきますw
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